個人が越境ECを始めるメリット
国内市場だけでなく、広大な海外市場に目を向けることで、ビジネスには新たな可能性が生まれます。
ここでは、個人が越境ECに挑戦することで得られる、3つの魅力的なメリットを具体的に解説していきます。
海外マーケットで販売できる可能性の広がり
ポイント
個人が越境ECを始める最大のメリットは、ターゲットとなる市場が圧倒的に広がることです。
日本の人口は約1.2億人ですが、世界のインターネット利用者は50億人を超えています。
つまり、ビジネスの舞台を世界に広げるだけで、潜在的な顧客の数が桁違いに増えるのです。
例えば、日本では非常にニッチで買い手が少ない商品でも、海外に目を向ければ大きな需要が見つかるケースは少なくありません。

あなたが作るハンドメイドのアクセサリー、集めているヴィンテージの玩具、地域特有の伝統工芸品などが、特定の国のカルチャーに刺さり、人気商品になる可能性を秘めています。
また、円安が進む昨今の状況は、日本の販売者にとって強力な追い風です。
同じ1万円の商品でも、海外の消費者にとっては以前より安く購入できるため、価格競争力が高まっています。
この機会を活かせば、これまでアプローチできなかった層にも商品を届けられるでしょう。
国内の限られたパイを奪い合うのではなく、まだ見ぬ海外のブルーオーシャンに漕ぎ出すチャンスが、越境ECにはあります。
副業やスモールビジネスとして始めやすい
ポイント
越境ECは、副業やスモールビジネスを始めたい個人にとって、非常に親和性の高いビジネスモデルです。
その最大の理由は、初期投資を大幅に抑えられる点にあります。
まず、実店舗を持つ必要がないため、高額な家賃や内装費がかかりません。
ECプラットフォームを利用すれば、月額数千円程度のコストで、高機能な自分のお店を持つことが可能です。
さらに、在庫を抱えずに販売できる「ドロップシッピング」という手法を選べば、仕入れ費用すら不要になります。
これは、注文が入ってからメーカーや卸売業者に商品を発注・発送してもらう仕組みで、在庫リスクをゼロにできるのです。
また、時間や場所に縛られない働き方ができるのも大きな魅力です。
インターネット環境さえあれば、自宅のリビングでも、旅先のカフェでも作業を進めることが可能です。
本業が終わった後の数時間や、週末の空いた時間を使って、自分のペースでビジネスを育てていけます。
自分の好きなことや得意なことを商品にして、低リスクで挑戦できる。これこそが、個人が越身近な存在になった証拠でしょう。
人口減と生産力低下で、海外調達・生産のコスパが向上
ポイント
越境ECのメリットは、商品を「売る」だけでなく、「仕入れる」側面にも存在します。
特に、現在の日本が直面する人口減少や国内の生産コスト上昇という課題を考えると、海外からの商品調達は非常に有効な戦略となります。
日本では少子高齢化に伴い、労働人口が減少し、人件費や原材料費が高騰する傾向にあります。
その結果、国内で商品を生産・調達するコストパフォーマンスが悪化しつつあるのです。
一方で、海外、特にアジア諸国には、安価な労働力と高い生産能力を持つ工場やサプライヤーが数多く存在しています。
かつては、こうした海外の業者と取引できるのは、ネットワークを持つ大企業に限られていました。
しかし、現在ではAliExpressや1688.comといったプラットフォームを通じて、個人でも小ロットから直接商品を仕入れることが可能になりました。
これにより、仕入れ原価を大幅に抑え、国内で販売する際の利益率を高めることができます。
安価で質の良い商品を海外から見つけ出し、日本の市場に紹介するという形の越境ECも、個人にとって大きなビジネスチャンスなのです。
