中国輸入アリババ仕入の基本
1688.com(阿里巴巴)は、中国国内向けのB2B型ECサイトであり、多くの中国輸入を扱う事業者が、仕入先として利用しているECサイトです。
ここでは、1688.comの人気の秘密を探ってみましょう。
中国輸入アリババ仕入れとは?タオバオとの違い?
中国輸入アリババ仕入れは、1688.com(阿里巴巴)から商品を仕入れることを言います。
1688.com(阿里巴巴)とタオバオは、どちらも世界最大規模のEコマース企業・アリババ・グループ傘下のECサイトですが、取引形態が異なります。

アリババはB2B取引を主とし、大量購入や企業向けの商品提供がメインですが、タオバオはC2C取引を主とし、個人消費者向けの商品が多く販売されている違いがあります。
そのため、アリババへ出店する事業者は工場直営店や卸業者が殆どであり、それに対してタオバオの出店者は個人事業者が多いのが特徴です。
アリババから商品を仕入れのメリット
中国輸入においてアリババ仕入が人気である背景には、多くのメリットが存在するに違いありません。
ここでは、アリババ仕入を検討されている初心者の方のために、代表的なメリットを4つ紹介します。
競争力のある価格の商品をリサーチ可能
1688.comは、前述の通り中国国内のメーカーや卸売業者が集まるECサイトであり、他のプラットフォームと比較して、競争力のある価格の商品が多数出品されています。
タオバオの店舗が、1688.comにある同じ商品をメーカーから仕入れて出品しても、間に卸売業者が入ります。
これに対して、1688.comの出店者は、メーカー工場の直営店か卸売業者なので、タオバオの価格に負けることはありません。
このように1688.comの価格競争力は、他の追随を許さないのです。
多様な商品選択肢
1688.comは幅広い商品カテゴリーを扱っており、ファッション、エレクトロニクス、家庭用品、玩具など、ほぼすべてのジャンルの商品が揃っています。
この豊富な選択肢により、ニッチ市場に特化した商品や、新しい市場を開拓するための商品を容易に見つけることができます。
さらに、多くのサプライヤーが同じカテゴリーの商品を提供しているため、品質や価格、デザインなどを比較検討して、最適な商品を選ぶことが可能です。
条件が同じ店舗であれば、価格交渉をして安くなった方を選択するなど、柔軟性のある仕入で収益を伸ばせるでしょう。
オリジナル商品の作成可能
1688.comでは、オリジナル商品の作成が可能なメーカーやサプライヤーと直接取引ができます。
これにより、既製品に自社ブランドを付ける簡易OEMから、特定のデザインや仕様で独自の商品を製造する本格的なOEMが可能になります。
自社ブランドの商品を展開することで、他社との差別化を図り、独自の市場ポジションを確立することが可能です。
また、製品開発の柔軟性が高いため、トレンドや顧客ニーズに迅速に対応することもで、さらに市場での存在価値を示せるでしょう。
スケールメリット
殆どの店舗において最低購入数が設定されていますが、購入数に応じて価格が安くなる条件も提示しています。
そのため、特に商品を大量に仕入れる際に、もともと格安の仕入価格がさらに安くなるため、大きなコスト削減につながるメリットがあります。
中国輸入の仕入コストにおいて、一番大きな割合を占めるのが仕入商品の代金であるため、アリババ仕入は収益拡大への貢献度はとても大きいと言えるでしょう。
アリババで仕入れる際の4つの問題点
価格の面で大きなメリットがある1688.comですが、中国国内向けのECサイトであるため、日本から利用するには克服が難しい4つの大きな問題があります。
ここでは、それらの内容を詳しく説明していきます。
1:決済方法が対応できない
1688.comを日本人が仕入先として選ぶときの、大きな障害のひとつは決済方法です。
1688.comでは、アリペイ(支付宝)という中国独自の決済方法が用いられており、アリペイ利用には中国において銀行口座を持っている必要があります。
これはさすがに普通の日本人ではクリアできません。
中国国内に決済代行を頼める友人・知人がいれば話は別ですが、それが可能な方はなかなかいないのが現実です。
また、2023年より、アリペイにクレジットカードを紐づけすることが可能になっていますが、1回の決済上限3,000元(約6万円)などの制限があるため、ECサイトでの仕入利用は難しいでしょう。
2:国際発送に対応していない
1688.comは中国国内向けの卸売が前提のため、国際発送には対応していない業者が殆どです。
これは、日本で言えば楽天市場に出店している店舗が、海外発送を想定しているところが少ないことを思えば理解できると思います。
そのため、1688.comで仕入をするたびに、中国国内のどこかで商品を受け取り日本に向けて発送手配をする必要があるのです。
この手配は現地に仕組みを作らない限り、日本に居ながらできる作業ではありません。
3:検品作業を現地で行う必要がある
越境ECサイトのAlibaba.comであれば、海外ユーザーを相手にするため、商品の品質が比較的高い店舗が多いです。
しかし、1688.comは中国国内向けの商品のため、粗悪品が混じる傾向があり、仕入において検品は欠かせません。
この検品を日本に届いたときにやっていたのでは、返品交換が発生したときに時間がかかり、販売するときのリスクが高くなり、
検品コストも日本と中国では大きな差があるため、検品を中国側で行う必要がありますが、この手配を日本から毎回行うのもストレスがかかるでしょう。
4:言語・商習慣の違い
ECサイトが中国語仕様であっても、簡単な仕入であれば翻訳機能などで対応可能ですが、取引のうえでトラブルが発生したり難しい交渉をする場合は、小さな誤解から大きな問題に発展する可能性があります。
そのようなケースでは、商習慣の違いから問題解決を図るのも、翻訳機能だけに頼っていては埒が明かないでしょう。
アリババで仕入れるなら中国輸入代行業者が必要
1688.comで商品を仕入れる際、前述の通り言語の壁や商慣習の違いなど、さまざまな課題が発生します。
これらの課題をクリアするために、特に初めての方にとっては中国輸入代行業者の利用が必須でしょう。
ここでは、中国輸入代行業者の役割と課題について、詳しく説明します。
中国輸入代行業者とは?
中国輸入代行業者とは、中国国内のメーカーやサプライヤーから商品を仕入れる際に、言語や商慣習の違いによる課題を解消するためのサービスを提供する業者です。
彼らは、商品の選定から交渉、支払い手続き、品質管理、検品、そして日本への輸送手配まで、輸入プロセス全般をサポートします。
日本における中国輸入代行業者の需要は、2000年代後半から増加し始めました。
この背景には、中国製品の価格競争力の向上と品質の安定化、さらには日本市場での中国製品の需要の増加があります。
特にインターネットを通じた越境ECの普及とともに、個人や中小企業が中国から商品を直接仕入れるケースが増え、代行業者の重要性が高まってきました。
バイヤーが中国語に不慣れである場合や、中国の商慣習に詳しくない場合に、中国輸入代行業者の利用は欠かせません。
中国輸入代行業者利用のメリット
中国輸入代行業者を利用することで、バイヤーは多くのメリットを享受できます。
ここでは、具体的なメリットについて詳しく解説します。
日本語の対応
中国輸入代行業者の多くは、日本語での対応が可能です。
これにより、言語の壁を気にすることなく、スムーズに取引を進めることができます。
また、文化や商慣習の違いによるトラブルを避けるため、丁寧なコミュニケーションが取れる点も大きなメリットです。
仕入れから発送までサポート
中国輸入代行業者は、商品の仕入れから日本への発送まで一貫してサポートします。
これは、特に商品の選定や価格交渉、支払い、そして輸送において、特に中国ビジネス初心者にとっては大きなメリットです。
これにより、現地の市場状況や最新の商慣習に詳しい業者のノウハウを活用することができ、トラブルを未然に防ぐことができます。
品質管理と検品サービス
中国輸入代行業者は、仕入れた商品の品質管理や検品サービスも提供しています。
これにより、商品が日本に到着した際に品質不良や誤発送のリスクを、大きく減らすことができます。
また、現地での検品により早期に問題を発見し、状況に応じた迅速な対応が可能となるため、ユーザーも安心して仕入商品の到着を待てるでしょう。
アフターサービスの保障
多くの中国輸入代行業者は、商品到着後のアフターサービスも提供しています。
これは、商品の不良や破損があった場合に、交換や返金の手続きを代行するサービスです。
これにより、購入者が直接サプライヤーと交渉する手間を省き、迅速な問題解決が可能となります。
中国輸入代行業者を利用する際によくある問題
中国輸入代行業者を利用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。
不正確な情報やサービスの質にばらつきがある業者も存在するため、実績やレビューを確認することが推奨されます。
また、手数料が発生するため、その費用対効果を十分に検討する必要があります。
代行業者によっては、サービス内容や料金体系が異なるため、複数の業者を比較し、最適なパートナーを選ぶことが重要です。
予想以上の追加費用が発生する場合もあるため、契約前に費用の詳細をしっかりと確認しましょう。
