2026通関手数料を含む中国輸入代行手数料の内訳
中国輸入で代行業者を利用する場合、最終的に請求される金額には、通関手数料以外にも様々な費用が含まれています。
ここでは、輸入代行業者に支払うことになる費用の内訳を一つひとつ丁寧に分解して解説しますので、ぜひ確認してください。
商品代金・仕入れ代行手数料
ポイント
輸入代行業者へ支払う総費用の中で、最も基本かつ大きなウェイトを占めるのが「商品代金」と、それを買い付けてもらうための「仕入れ代行手数料」です。
それぞれを解説します。

商品代金
これは、アリババやタオバオといった中国のECサイトや工場で販売されている商品そのものの価格です。
輸入代行業者は、この代金を「人民元」で立て替えて支払い、利用者に請求する際には、金融機関が公表するTTSレートに、業者の手数料が上乗せされているのが一般的です。
公式サイトなどで最新の為替レートを必ず確認しましょう。
仕入れ代行手数料
商品の発注や買い付けを代行してもらうためのサービス料です。
料金体系は業者によって様々ですが、主に以下の2パターンに大別されます。
| 商品代金に応じた料率制 | 「商品代金の〇%」という形で手数料が計算される、最も一般的なプランで、相場は商品代金の5%~10%程度 |
| 月額固定制 | 毎月決まった額の会費を支払うことで、仕入れ量にかかわらずサービスを利用できるプラン |
ご自身のビジネスの規模や仕入れの頻度に応じて、どちらのプランが最適かを見極めることが重要です。
検品費・梱包費・出荷手数料などのオプション料金
ポイント
商品の仕入代行という基本サービスに加え、オプションで品質の確保や業務の効率化を目的とした様々なオプションサービスが用意されています。
これらを賢く利用することでビジネスの価値を高められますが、同時に追加コストも発生します。
以下で主な内容を見ていきましょう。
検品費
中国から届いた商品に不良品や数量不足がないか、代行業者の倉庫でチェックしてもらうための費用です。
検品方法は、通常、以下の2種類が設定されていることが多く、それにより費用も異なります。
| 簡易検品 | 色やデザインが合っているかといった外観の簡単なチェックで、基本料金に含まれていることが多い |
| 詳細検品 | 衣類の縫製チェックや家電の動作確認など、より手間のかかる作業で、有料オプションとなるのが一般的 |
高単価な商品や不良率が高い商品を扱う場合、詳細検品は必須の投資と考えるべきです。
梱包費
複数の店舗からバラバラに届いた商品を一つの大きな箱に同梱し、国際輸送の衝撃に耐えられるよう頑丈に梱包し直す作業に対する費用です。
この作業には、商品の破損を防ぐ目的と、荷物の容積を最適化して国際送料を節約するという二つの重要な役割があります。
「段ボール1箱あたり〇〇円」という料金設定が一般的で、壊れやすい商品に対する緩衝材の追加や、防水のためのビニール包装は別途有料オプションとなることもあります。
出荷手数料
梱包が完了した荷物を倉庫から国際輸送業者へ引き渡すまでの一連の作業や事務手続きに対して発生する手数料です。
具体的には、インボイスや配送ラベルの作成・貼り付け、出庫データの管理、輸送業者への引き渡しといった業務が含まれます。
物流プロセスを円滑に進めるための手数料であり、業者によっては梱包費とセットで「梱包・出荷手数料」とされている場合もあります。
国際送料・関税・消費税を含めた総費用の目安
ポイント
仕入れの最終的な総費用を算出するためには、これまで見てきた費用に加え、「国際送料」「関税」「消費税」という3つのコストを計算に入れなければなりません。
それぞれのコストを以下で詳しく説明します。
国際送料
中国の代行業者倉庫から、日本の自宅や指定倉庫まで商品を輸送するための費用で、輸送手段や、荷物の「実重量」と「容積重量」の重い方に基づいて料金が決まります。
航空便はスピーディーですが高価、船便は時間はかかりますが安価という特徴があります。
多くの代行業者は輸送会社と大口契約を結んでいるため、個人で手配するよりも割安な料金で利用可能です。
関税
海外からの輸入品に対して課される税金で、国内の産業を保護する目的などがあります。
税率はHSコードによって商品ごとに細かく定められており、無税のものから、革靴のように10%を超える高い税率が設定されているものまで様々です。
商用輸入の場合の関税は、下記の計算式で求められます。
計算式: 関税額 = 課税価格(商品代金+送料+保険料) × 関税率
消費税
輸入品にも、国内で商品を購入するのと同様に消費税が課されます。
上記の関税を計算した後の金額に対して課税されるのがポイントです。
計算式: 消費税額 = (課税価格 + 関税額) × 消費税率(10%)
尚、関税につきましては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
総費用の計算シミュレーションによる目安
これまで見てきた費用を考慮して、仕入れにかかる総費用の目安をシミュレーションしてみましょう。
以下に例を挙げますので、ご自身のケースを計算するときの参考にしてください。
シミュレーション事例
商品代金:200,000円
代行手数料(料率5%):10,000円
検品・梱包費:5,000円
国際送料:25,000円
関税率(仮に8%):(200,000円 + 25,000円) × 8% = 18,000円
消費税(10%):(225,000円 + 18,000円) × 10% = 24,300円
通関手数料(仮):11,800円
総費用合計 = 200,000 + 10,000 + 5,000 + 25,000 + 18,000 + 24,300 + 11,800 = 294,100円
このように、商品代金以外に約9.4万円もの費用が発生します。
これらのコストを全て洗い出し、正確に原価計算を行った上で販売価格を決めなければ、利益を確保することはできません。
中国輸入における仕入れコストの計算方法と弊社提供の便利な原価計算ツールを、下記記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参照ください。
中国輸入の通関手数料に関するよくある質問
最後に、中国輸入における通関手数料に関して、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。
ぜひご参考にしてください。
Q1: 個人輸入でも通関手数料はかかりますか?
回答
はい、個人輸入であっても通関手数料は発生する可能性があります。
個人輸入の場合、通常は国際郵便や国際宅配便を利用することがほとんどですが、これらの業者も税関への申告手続きを代行するため、そのサービスに対して手数料が発生します。
ただし、輸入する商品の価格が少額である場合や、通関手続きが非常に簡素な場合は、手数料がかからない、あるいは非常に安価に設定されているケースもあります。
Q2: 通関手数料を払わないとどうなりますか?
回答
通関手数料を支払わない場合、輸入した商品を受け取ることができません。
通関手数料は、国際輸送業者や郵便事業者が税関への申告業務を代行したことに対する費用です。
この費用が未払いの場合、貨物は「通関保留」の状態となり、配送が停止されます。
Q3:関税がかからない商品でも通関手数料はかかりますか?
回答
はい、関税がかからない商品であっても、通関手数料が発生する可能性は十分にあります。
関税は、輸入する商品自体に課される税金であるのに対し、通関手数料は通関手続きというサービスに対して発生する費用です。
たとえ関税が免除される商品であっても、税関への輸入申告手続き自体は行われる必要があります。
この手続きを輸送業者などが代行した場合、その事務作業に対する手数料として「通関手数料」が請求されるのです。
- 前の記事:« 2026通関手数料の相場はいくら?
- 次の記事:中国输入的利益を求める计算式とは »
