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メーカー仕入れとは?

投稿日:2026.01.16 | 54 浏览 閲覧

ここでは最初に、メーカー仕入れの基本的なビジネスモデルや、混同されがちな「せどり」「OEM」との明確な違いを解説します。

なぜ今、個人でもメーカー仕入れが可能なのか、その理由を深く掘り下げていきます。

メーカー仕入れとは

メーカー仕入れの流通構造とビジネスモデル

ポイント

メーカー仕入れとは、商品の製造元であるメーカーから、卸売業者などの中間業者を介さずに直接商品を仕入れる販売手法のことです。

一般的な商品の流通は「メーカー → 卸売業者 → 小売業者 → 消費者」という流れをたどりますが、この過程で各業者の利益(中間マージン)が上乗せされていきます。

メーカー仕入れのビジネスモデルは、この「卸売業者」を省き、「メーカー → あなた(小売業者)→ 消費者」というシンプルな構造を築く点に最大の特徴があります。

これにより、中間マージンをカットした安い価格で商品を仕入れることが可能となり、販売時の利益率を大幅に高めることができます。

メーカー側にも、販路を拡大できる、顧客の声を直接聞けるといったメリットがあるため、近年は小ロットでも取引に応じてくれる企業が増加傾向にあります。

このシンプルな流通構造こそが、メーカー仕入れが高利益を生み出す源泉なのです。

メーカー仕入れとせどりの違い

ポイント

メーカー仕入れとせどりは、商品を安く仕入れて高く売るという点では共通していますが、両者の最も大きな違いは、仕入れ先の安定性と商品の状態にあります。

下記の表で違いを比較してみましょう。

項目メーカー仕入れせどり
仕入れ先メーカー(製造元)小売店、個人など
商品の状態新品・正規品   新品、中古品、新古品など様々
在庫の安定性安定(継続的な追加発注が可能)不安定(一点ものが多い)
価格の安定性安定(契約に基づく)不安定(仕入れ時の状況による)
信頼性高い(正規ルート)  ケースによる

せどりは手軽に始められる反面、常に安い商品を探し続ける必要があり、ビジネスとして安定させにくい側面があります。

一方、メーカー仕入れは交渉などの手間はかかりますが、一度取引関係を築けば、品質も在庫も安定したビジネスを展開できるのが強みです。

メーカー仕入れとOEMの違い

ポイント

メーカー仕入れが「メーカーが作った既存の商品を仕入れるのに対し、OEMは「自社ブランドの商品をメーカーの工場で作ってもらう、という違いがあります

メーカー仕入れは、すでに実績や知名度のあるメーカーの商品を取り扱うため、販売のハードルが比較的低いのが特徴です。

それに対してOEMは、自社ブランドで勝負をするため、ある程度、市場に認知された状況でなければ、在庫をかかえるリスクを伴います。

そのため、まずはメーカー仕入れで、特定の商品カテゴリーの販売実績やノウハウを蓄積し、顧客のニーズを深く理解するのが先決です。

そして、次のステップとしてOEMでオリジナル商品を開発するというのが、個人が事業を成長させる王道パターンと言えるでしょう。

初心者の方は、まずリスクの少ないメーカー仕入れから始めることをおすすめします。

OEMについて詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になります。

個人事業主でもメーカーから直接仕入れはできる?

ポイント

かつては「取引は法人のみ」というメーカーが多数でしたが、現在では状況が大きく変わり、個人事業主でもメーカーから直接仕入れることは「可能」です。

その理由の一つは、メーカー自身がインターネットの普及により、新たな販路を常に探していることにあります。

個人のネットショップやSNSでも、大きな販売力を持つケースが増え、メーカーにとって個人事業主は無視できない販売パートナーとなりつつあります。

また、小規模なメーカーや地方のメーカーは、大手卸にはないフットワークの軽さを求めて、熱意のある個人との取引を歓迎する傾向も見逃せません。

もちろん、すべてのメーカーが応じてくれるわけではなく、最低発注ロット数や年間取引額などの条件を設けている場合も多いのが現状です。

しかし、「個人だから」という理由だけで諦める必要は全くありません。

開業届を提出した「個人事業主」として、しっかりとした事業計画と熱意を伝えれば、取引への道は開けます。

メーカーから仕入れる5つのメリット

ここでは、メーカー仕入れがもたらす以下の5つの具体的なメリットを解説します。

メーカー仕入れの5つのメリット

メリット1:中間マージンを省いて高利益を確保できる
メリット2:独自性のある商品を取り扱える
メリット3:安定した在庫供給と品質管理が可能
メリット4:取引継続で条件改善やOEMにも対応できる
メリット5:ネットショップやSNS販売との相性が良い

これらのメリットを理解すれば、なぜ多くの成功したセラーがメーカー仕入れを実践しているのかが分かるはずですので、それぞれを見ていきましょう。

メリット1:中間マージンを省いて高利益を確保できる

メーカー仕入れ最大のメリットは、何と言っても卸業者などの中間マージンを、まるごとカットできることによる利益率の高さです。

例えば、定価10,000円の商品があるとします。

卸売業者経由の仕入れ値7,000円だった場合、メーカーから直接仕入れることで5,000円になる、といったケースは珍しくありません。

同じ商品を同じ定価で販売しても、1個あたりの利益が2,000円も変わってくるのです。

この差は、販売個数が増えるほど雪だるま式に大きくなります。

個人事業主にとって、限られた資本の中で利益を最大化することは事業継続の生命線です。

メーカー仕入れは、価格競争に陥ることなく、適正な価格で販売しながらもしっかりと利益を確保できる、非常に合理的なビジネスモデルと言えるでしょう。

物販における利益計算は重要ですので、詳しい内容は下記の記事を参照ください。

メリット2:独自性のある商品を取り扱える

メーカー仕入れに成功し、独自性のある商品を扱うことで、価格競争から一歩抜け出せる可能性があります。

なぜなら、あなたが直接交渉して見つけ出したメーカーの商品は、まだ市場にあまり出回っていない可能性があるからです。

特に中小規模のメーカーや、特定の販路にしか商品を卸していないメーカーと繋がることができれば、「自分のお店でしか買えない商品」を扱うことが可能になります。

このような独自性のある商品は、価格以外の価値、つまり「そこでしか手に入らない」という付加価値で、顧客に選ばれるようになります。

これにより、ショップのブランディングが確立され、リピーターやファンが付きやすくなるでしょう。

多くの競合と同じ土俵で戦うのではなく、自分だけのフィールドを築けることは、個人事業主が長期的に生き残るための強力な武器となります。

メリット3:安定した在庫供給と品質管理が可能

せどりのように一点ものの商品を扱う場合、売れたらそれで終わりで、継続的な販売が難しいという課題があります。

また、商品の状態も様々で、品質にばらつきが出がちです。

その点、メーカー仕入れは、在庫と品質の両面で絶大な安定性が期待できます。

メーカーと直接取引するため、人気商品が売れた場合でも、必要な数量を追加で発注することが可能です。

これにより、在庫切れによる販売機会の損失を防ぎ、安定した売上を維持できます。

品質面においても、メーカーから直接納品されるため、すべてが検品済みの新品・正規品です。

偽物や粗悪品を仕入れてしまうリスクは皆無であり、顧客に安心して商品を提供できます。

万が一、商品に初期不良があった場合でも、メーカーが直接保証や交換に対応してくれるため、クレーム対応の負担も軽減されます。

この信頼性と安心感は、顧客満足度を高め、ショップの評価向上に直結するのです。

メリット4:取引継続で条件改善やOEMにも対応できる

メーカーとの継続的な取引で販売実績を積み重ねていくことで信頼関係が生まれ、ビジネスをさらに飛躍させる可能性が広がります。

取引が長くなると、メーカー側からより良い条件を提示してもらえることが多いからです。

具体的には、以下のような条件改善が期待できます。

期待可能な条件改善

  • 仕入れ価格の引き下げ(掛け率の改善)
  • 支払い条件の緩和(例:前払いから掛け払いへ)
  • 新商品の先行紹介や独占販売の権利
  • 販促用サンプルの無償提供

さらに、深い関係性を築いた先には、そのメーカーの製造ラインを活用して自社ブランドの商品を作る「OEM」への道も開けてきます。

メーカー仕入れは、単なる仕入れ手法に留まらず、ビジネスのステージを押し上げるための重要なステップとなり得るのです。

メリット5:ネットショップやSNS販売との相性が良い

メーカーと正規に取引することで、高品質な公式の商品画像や、商品の魅力を伝えるための詳細な説明文の提供を受けられる場合があります。

これにより、クオリティの高い商品ページを効率的に作成でき、顧客の購買意欲を高めることが可能です。

また、SNSで商品を紹介する際も、「〇〇(メーカー名)正規取扱店」と明記することで、ショップの権威性と信頼性が格段に向上します。

メーカーの知名度やブランド力を活用できるため、個人の発信力だけでは届かない層にもアプローチしやすくなります。

時にはメーカーの公式SNSアカウントで紹介してもらえたり、共同でキャンペーンを実施したりと、協力体制を築けることもあり、販促活動を有利に進めることが可能です。

個人がメーカー仕入れをする際の3つのデメリット

メーカー仕入れは多くのメリットがありますが、その一方で避けては通れない以下の3つのデメリットも存在します。

メーカー仕入れの3つのデメリット

デメリット1:初期費用・在庫リスクが高い場合がある
デメリット2:メーカーとの取引開始のハードル
デメリット3:競合との差別化が難しい場合がある

これらを事前に理解しておくことで、より堅実な事業運営が可能になります。

それぞれを見ていきましょう。

デメリット1:初期費用・在庫リスクが高い場合がある

多くのメーカーは、個人事業主であっても「最低ロット数(一度に仕入れる最小単位の数量)」を設定しています。

そのため、少額から始めたいと思っても、ある程度のまとまった仕入れ資金が必要になることがあります。

また、大量に仕入れた商品が予想通りに売れなかった場合、在庫を抱えることになるかもしれません。

保管スペースの確保、管理費用、そして最悪の場合は赤字での処分という事態も起こり得るため、仕入れには十分な注意が必要です。

デメリット2:メーカーとの取引開始のハードル

個人事業主は、大手法人に比べて信用力が低いと見なされがちで、新規取引を断られたり、厳しい条件を提示されたりすることがあります。

また、メーカーによっては、複雑な契約書の締結が必要になる場合があり、法的な知識や書類作成のスキルが求められることもあります。

初回取引や少額取引では、前払いでの支払いを求められるケースも少なくありません。

このようなハードルがある可能性を事前に認識しておきましょう。

デメリット3:競合との差別化が難しい場合がある

メーカーから仕入れる商品は、他の卸業者や販売店も取り扱っている可能性があり、同じ商品を販売する場合、価格競争に巻き込まれやすく、独自の強みを出しにくい側面があります。

また、メーカーのブランドイメージや販売戦略に縛られるため、自由なマーケティングや価格設定が難しい場合があることも覚えておきましょう。


これらのデメリットと注意点を事前に把握し、対策を講じることで、個人でのメーカー仕入れをより成功に近づけることができます。

リスクを理解した上で、慎重かつ計画的に進めていきましょう。

個人でメーカー仕入れを始める5つステップ

ここでは、個人がメーカー仕入れを始めるための具体的な手順を、初心者にも分かりやすい下記の5つのステップに分けて解説します。

メーカー仕入の5ステップ

ステップ1:目的を明確にする|どんな商品を誰に売るのかを決める
ステップ2:メーカー選定
ステップ3:メーカーへの問い合わせ・交渉
ステップ4:仕入れ契約・支払い・納品までの流れ
ステップ5:販売チャネルと販促戦略を準備する

この流れに沿って一つずつ着実に進めていけば、未経験からでもメーカーとの取引を実現させることが可能ですので、焦らず計画的に準備を進めていきましょう。

ステップ1:目的を明確にする|どんな商品を誰に売るのかを決める

メーカー仕入れを成功させるための最初の、そして最も重要なステップが「目的の明確化」です。

闇雲に「儲かりそうな商品」を探し始めても、軸がなければ必ず迷走するため、まずは、あなたのショップのコンセプトを固めましょう。

具体的には、「誰に(ターゲット)」「どんな価値(コンセプト)を」「どんな商品(カテゴリー)で」提供するのかを定義します。

例えば、「忙しい30代の働く女性に、心安らぐ時間を提供する、国産オーガニック素材のバスグッズ」といった具合です。

この軸が定まることで、リサーチすべきメーカーの方向性が自ずと見えてきます。

また、ターゲット顧客の悩みや欲求を深く理解することで、商品の魅力をより効果的に伝えることができます。

自分の興味関心や得意分野からコンセプトを考えると、情熱を持って取り組みやすく、メーカーへの交渉時にもその熱意が伝わりやすくなるでしょう。

この最初の設計図作りが、後のすべての活動の質を決定します。

ステップ2:メーカー選定

ショップのコンセプトが固まったら、次はそのコンセプトに合致するメーカーを探すステップに移ります。

メーカー選定は、あなたのショップの品揃えと世界観を決定づける重要なプロセスです。

メーカーを探す方法は多岐にわたりますが、まずはインターネット検索が基本です。

「(商品カテゴリー) メーカー」「(素材名) 工場」といったキーワードで検索し、企業のウェブサイトを一つひとつ確認していきましょう。

その際、以下の点に注目してください。

注意ポイント

  • 企業理念や商品の世界観: あなたのショップコンセプトと合致しているか
  • 取引条件の記載: サイト内に「お取引について」「法人のお客様へ」といったページがないか
  • 企業の規模: 大手だけでなく、独自の魅力を持つ中小メーカーにも目を向ける

他にも、後述する展示会への参加や業界専門誌のチェックも有効です。

複数の候補をリストアップし、それぞれのメーカーの強みや特徴、評判などを比較検討しながら、アプローチする優先順位を決めていきましょう。

ステップ3:メーカーへの問い合わせ・交渉

取引したいメーカーの候補が決まったら、いよいよ問い合わせと交渉のステップです。

問い合わせは、企業のウェブサイトにある問い合わせフォームか、記載されているメールアドレス宛に行うのが一般的です。

その際、以下の内容を簡潔かつ具体的に伝えることが重要です。

件名「新規お取引に関するご相談(あなたの屋号や氏名)」など用件を明確にする
自己紹介屋号、氏名、事業内容(どんなネットショップを運営しているかなど)を伝える
志望動機なぜそのメーカーの商品を扱いたいのか、具体的な理由や商品への想いを熱意をもって伝える
販売計画どのようなターゲットに、どの販売チャネル(自社EC、Amazonなど)で販売する予定かを伝える
依頼事項卸取引が可能か、また可能な場合の取引条件(カタログ、価格表、最低ロット数など)を伺いたい旨を記載

返信があったら、誠実な姿勢で交渉に臨みましょう。

自分の販売力をアピールしつつ、相手の条件を尊重するバランス感覚が大切です。

ステップ4:仕入れ契約・支払い・納品までの流れ

メーカーとの交渉がまとまり、取引の合意が得られたら、具体的な事務手続きに進みます。

この流れをスムーズに行うことは、今後の信頼関係にも影響するため、下表を参考にして一つひとつ丁寧に対応しましょう。

契約契約内容はしっかりと読み込み、不明点があれば必ず確認する
発注メーカー指定の発注書フォーマットや専用のBtoBサイトを使って商品を発注する
支払いメーカーから請求書が届いたら、指定された条件で期日までに支払いを済ませる
納品・検品商品が届いたらすぐに開封し、内容と品質をチェック(検品)のうえ、万が一問題があれば速やかにメーカーに連絡する

この一連の流れを正確にこなすことで、取引先としての信頼を得ることができます。

ステップ5:販売チャネルと販促戦略を準備する

メーカーとの交渉と並行して、仕入れた商品を販売するための準備を万全に整えておく必要があります。

まず、以下のようなさまざまな選択肢の中から販売チャネルを決定します。

  • BASEやSTORES、Shopifyなどで構築する「自社ECサイト」
  • 集客力のある「Amazon」や「楽天市場」などのECモール
  • Instagramのショッピング機能の活用

商品の特性やターゲット層に合わせて最適な場所を選びましょう。

次に、販促戦略を練ります。

ただ商品を並べるだけでは売れませんので、以下のような販促を実施することが重要です。

販促戦略

  • 商品の魅力を最大限に伝えるための写真撮影とキャッチコピー作成
  • ターゲット顧客に情報を届けるためのSNS(Instagram, Xなど)での発信
  • 必要に応じたWeb広告(リスティング広告、SNS広告)の出稿
  • ブログでの商品レビュー記事の作成

これらの準備を仕入れが完了するまでに行っておくことで、商品到着後すぐに販売を開始でき、スムーズなスタートダッシュを切ることが可能になります。

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