個人が越境ECサイトから日本へ商品を仕入れる手順
ここでは、初心者の方向けに、海外のECサイトから商品を仕入れる具体的な流れを6つのステップに分けて解説していきます
仕入れサイトの選定
ポイント
海外からの仕入れを成功させる第一歩は、目的に合ったサイトを選ぶことです。
扱いたい商品のジャンルや、必要なロット数によって、最適なプラットフォームは異なります。
まずは、どのような商品を仕入れたいかを明確にしましょう。
例えば、以下のような基準でサイトを選ぶのがおすすめです。
- 少量・多品種で試したい
- 韓国のコスメやアパレルを扱いたい
- ユニークなアジア雑貨を探したい
- 本格的に安く大量に仕入れたい
初心者のうちは、比較的日本語での情報が多く、トラブル時のサポートが受けやすいサイトから始めてみるのが安心です。
サイトの得意ジャンルや価格帯、最低発注数量(MOQ)などを比較検討し、ご自身のビジネスプランに合った場所を見つけることが重要です。

個人向けの激安仕入れサイトについては、下記の記事が参考になります。
会員登録とアカウント設定
ポイント
基本的な流れは日本のECサイトと大きく変わりませんが、氏名や住所を英語(ローマ字)で入力する必要がある点に注意が必要です。
登録時には、以下のポイントを正確に入力しましょう。
| 氏名 | 「Taro Yamada」のように、名→姓の順で表記するのが一般的 |
| 住所 | 日本とは逆の順序で、「部屋番号・建物名、番地・丁・町名、市区町村、都道府県、郵便番号、国名」の順で入力 |
| 電話番号 | 日本の国番号「+81」を先頭につけ、市外局番や携帯電話番号の最初の「0」を省略して入力 |
これらの情報、特に配送先住所の入力ミスは、商品が届かない重大なトラブルに直結します。
登録後は、マイページなどで入力内容に誤りがないか再度確認する習慣をつけましょう。
商品の選定と価格確認
ポイント
商品リサーチでは、多くのサイトでキーワード検索やカテゴリ検索、画像検索などの機能が利用できます。
より多くの商品を見つけるためには、Google翻訳などを使ってキーワードを英語や中国語に変換して検索するのが効果的です。
魅力的な商品を見つけたら、購入を決定する前に以下の点を必ずチェックしてください。
| 販売者の評価 | 過去の取引件数や購入者からのレビューは、その販売者の信頼性を測る重要な指標 |
| 最低発注数量(MOQ) | 1個から購入できるのか、あるいは10個単位など、最低ロットが設定されているかを確認 |
| 商品価格と送料 | 「商品価格+送料」のトータルコストで比較検討することが大切 |
また、表示価格は現地通貨(米ドルや中国元など)であることがほとんどですので、現在の為替レートを参考に、日本円でいくらになるのかを必ず計算しましょう。
焦って購入せず、複数の販売者を比較して適正な価格を見極めることが、賢い仕入れのコツです。
決済
ポイント
購入したい商品が決まったら、決済手続きに進みます。
海外のECサイトでは、主に以下の決済方法が利用可能です。
- クレジットカード(Visa / Mastercard)
- PayPal(ペイパル)
- AliPay(アリペイ)/ WeChat Pay(ウィーチャットペイ)
セキュリティの観点から、信頼できる決済方法を選ぶことが非常に重要です。
特にPayPalは、トラブル時の返金交渉などを代行してくれる場合もあり、心強い味方となってくれます。
決済時には、商品代金に加えて「海外事務手数料」がクレジットカード会社から請求されることも覚えておきましょう。
これは、外貨での決済を円に換算する際にかかる手数料で、通常1.6%~2.5%程度です。
どの決済方法を選ぶにせよ、後で利用明細をきちんと確認し、不明な請求がないかチェックする習慣をつけることをお勧めします。
国際配送 or 転送・代行サービスを利用
ポイント
海外サイトで購入した商品を日本へ送る方法は、サイトの販売者が直接日本へ発送してくれる「国際配送」と「転送・代行サービス」を利用する方法の2つです。
それぞれを見ていきましょう。
国際配送
AliExpressなどの多くのBtoCサイトでは、販売者が直接日本への発送に対応しています。
購入時に日本の住所を指定すれば、国際郵便やクーリエ(FedEx、DHLなど)で商品が送られてきます。
送料はかかりますが、手続きがシンプルで分かりやすいのがメリットです。
転送・代行サービス
このサービスは、以下のような場合に非常に役立ちます。
- 購入したいサイトが日本への直送に対応していない場合
- 複数のショップで購入した商品を、一つにまとめて送料を節約したい場合
- 中国の1688.comのように、現地の決済方法や住所が必要なサイトで利用したい場合
サービスの仕組みは、現地の倉庫に一度商品を送り、そこで検品や再梱包をしてもらってから日本へ転送するというものです。
手数料はかかりますが、購入代行や価格交渉、品質チェックといった便利なオプションもあり、
本格的な仕入れには不可欠な存在です。
初心者はまず国際配送に対応したサイトから始め、慣れてきたら代行サービスの利用を検討すると良いでしょう。
日本到着後の通関と受け取り
ポイント
海外から発送された商品は、日本に到着すると税関で検査を受けます。これを「通関」と呼び、この手続きを経て初めて国内に輸入されるのです。
この際、仕入れた商品の価格によっては「関税」と「消費税」が課される場合があります。
個人輸入の場合、原則として「課税対象額」が1万円以下であれば免税となります。
この課税対象額は、一般的に「海外での小売価格 × 0.6」で計算されます。
つまり、商品価格が約16,666円以下であれば、多くの場合、関税はかかりません。(※革製品やニット類、酒類など一部例外品目を除く)
もし課税対象となった場合は、商品の種類に応じた関税率で計算された関税と、日本の消費税を支払う必要があります。
支払いは、国際郵便であれば商品受け取り時に配達員に支払うか、不在票に記載された方法で納付します。クーリエ便の場合は、後日請求書が送られてくるのが一般的です。
一連の通関手続きは、基本的に配送業者が代行してくれるため、購入者自身が複雑な手続きを行う必要はほとんどありません。
仕入れの際は、こうした税金もコストの一部として計算に入れておくことが重要です。
関税に関する詳しい情報は、下記の記事が参考になります。
