中国輸入における国際輸送の2つの種類と計算方法
中国輸入で発生する国際送料は、前述の通り航空便か船便かの二択で、選択によって送料が大きく異なります。
それぞれの発送方法の特徴と送料の決まり方をつかみ、自社のビジネスに適した方法を選びましょう。

航空便の特徴
航空便は船便に比べて輸送期間が短く、早ければ4~5日、遅くても10日程度で届きます。
物販で販売規模の拡大には、在庫の回転率を速めることが重要であり、輸送期間が短い航空便は大きなメリットがあります。
しかし、船便よりも送料は高く、下記のような商品は発送することができません。
・モバイルバッテリーやノートパソコンなど、リチウムイオン電池を使った製品
・化粧品やマニュキュアなどにおける液体商品
・磁石を利用した製品
特別料金の支払いにより発送する方法もありますが、送料はさらに高くなるため注意が必要です。
航空便の送料計算方法
航空便の送料は重量できまりますが、実重量と容積重量を算出し、どちらか大きい方が採用されます。
実重量はその名の通り、梱包材を含んだ貨物全体の重さです。
それに対して容積重量は、貨物の容積6,000㎤(立方センチメートル)あたりを1kgとした重量のことで、下記の計算式で求めることができます。
容積重量:縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6000(cm3/kg)
例として、実重量10kgのダンボール貨物で、大きさが縦(60cm)×横(30cm)×高さ(40cm)の場合の実重量と容積重量とを比較すると下記の通りです。。
実重量:10kg
容積重量:60×30×40÷6000=12kg
この場合、容積重量の方が重いので、送料計算の際には12㎏が適用されます。
この重量をもとに、各業者やクーリエの送料を比べれば、どこが一番安いのかが判明するでしょう。
ただし、輸入代行業者を利用する場合は、国際送料にかかるレートが業者によって異なるため、各業者のホームページで詳細を比較する必要があります。
船便の特徴
船便は輸送期間が長く、20日から1ヶ月程度かかります。
航空便と比較するとスピードの差は大きいですが、その分、航空便に比べて送料が安いだけでなく、航空便では発送できない商品も輸送可能です。
リチウムイオン電池を使用する商品を扱えるメリットは、大きいと言えるでしょう。
したがって、定期的に安定して売れる商品やリチウムイオン電池を使用する商品であれば、船便を利用することで送料を抑えるのも一つの方法です。
船便の送料の計算方法
航空便が重量で送料が決まるのに対して、船便は体積で決まります。
船便の場合、輸送方法はFCL(フルコンテナ)とLCL(混載輸送)に分かれます。
FCLとはコンテナ一つを借りて輸送する方法で、下記のようなコンテナサイズを利用するのが一般的です。
- 20 フィートコンテナ: 2.3m(幅) x 5.7m(縦)x 2.4m(高さ)
- 40 フィートコンテナ: 2.3m(幅)x 12m(縦)x 2.4m(高さ)
- 40 フィートHC(ハイキューブ):2.3m(幅)x 12m(縦)x 2.7m(高さ)
これらの容量に合う貨物を扱えるのであれば、送料を大きく削減することが可能ですが、容量に対して貨物が少なければ割高になります。
輸送費の目安は下記の通りです。
20フィートコンテナ:20~30万円/1台
40フィートコンテナ:40~50万円/1台
ただし、送料は貨物の体積だけでなく、貨物の品目や内容、運送区間によって変動しますので、上記はあくまでも目安と捉えてください。
LCL(混載輸送)は、1つのコンテナを他の業者の貨物とシェアする輸送方法で、FCLを利用できないような貨物が少量であるときに便利です。
LCLの送料の目安は下記の通りです。
1㎥あたり:1.5~2万円
LCLの場合、港で他の貨物と振り分け作業が発生するため、輸送期間は1ヶ月以上と長目となります。
- 前の記事:« 中国输入的利益を求める计算式とは
- 次の記事:中国輸入で国際送料を削減する5つの方法 »
