セレクトショップ開業におすすめの9ちの仕入れ方法
セレクトショップの個性を決定づける最も重要な要素が「仕入れ」です。
ここでは、オンラインプラットフォーム、卸業者、展示会、ブランドとの代理店契約など、具体的な仕入れ先の特徴と活用方法を紹介します。

それぞれの利点を理解し、自分のショップに最適な仕入れ先を選びましょう。
オンライン仕入れサイトを活用する
ポイント
時間や場所を選ばずに仕入れ活動ができるので、利便性が非常に高い
近年、セレクトショップの仕入れ方法として、オンラインの卸売・仕入れサイトの活用が一般的になっています。
これらの BtoB(企業間取引)プラットフォームには、国内外の多数のサプライヤーが出展しており、幅広いジャンルの商品を簡単に検索・発注することが可能です。
小ロットからの注文に対応しているサイトも多く、在庫リスクを抑えながら多様な商品を試せる点も魅力でしょう。
「スーパーデリバリー」や「NETSEA(ネッシー)」などが国内では有名ですが、海外製品に特化したサイトも存在します。
注意点としては、画面上では商品の素材感や細部の質感を完全に把握するのが難しいことが挙げられます。
また、多くのショップが利用しているため、同じ商品が他店と重複してしまう可能性も考慮する必要があるでしょう。
特におすすめの海外の仕入れサイトにつきましては、下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参照ください。
国内・海外展示会や見本市の利用する
ポイント
最新のトレンド商品を実際に手に取り、素材感、品質、デザインを直接確認しながら仕入れが可能
これらのイベントでは、さまざまなブランドやメーカーが新商品を展示しており、直接交渉することで、仕入れ条件を有利に進められる可能性があります。
特に、「ファッションワールド東京」のような大規模な展示会では、国内外のブランドが一堂に集まるため、効率的に複数の仕入れ先を比較できます。
海外の展示会(例:パリの「メゾン・エ・オブジェ」など)に参加すれば、日本では見られないような斬新なデザインや、現地のトレンドに触れることができます。
展示会限定の特別価格や新商品の先行予約が可能な場合もあるため、積極的に活用したい方法です。
ただし、参加には事前登録やスケジュール調整が必要なことが多いため、事前準備をしっかり行いましょう。
メーカーと直接交渉する
ポイント
中間マージンが発生しないため、仕入れ価格を大きく抑えられる可能性がある
卸売業者や代理店を介さず、商品の製造元であるメーカーと直接交渉して仕入れる方法は、セレクトショップの独自性を高める上で非常に有効な手段です。
メーカーと直接関係を築くことで、商品の背景にあるストーリーやこだわりを深く理解し、それを顧客に伝えることができます。
場合によっては、別注アイテムの製作や、限定的な取り扱いなど、特別な条件での取引が可能になることもあり、他店との強力な差別化に繋がるかもしれません。
しかし、メーカーとの直接交渉には、多くの場合、ある程度の取引量(最低発注ロット)を求められることがあり、小規模なショップには難しいかもしれません。
卸問屋・問屋街で仕入れる
ポイント
卸問屋・問屋街では、特定のジャンルに特化した商品を安く大量に扱っており、専門的な知識を持つスタッフからアドバイスを受けられる
卸問屋・問屋街を利用することで、多様なブランドの商品を一括して仕入れることが可能です。
卸業者は、東京・大阪・名古屋のいわゆる問屋街に多くあり、その場で商品を見て買付が可能なので、居住地が近くの方は積極的に活用するといいでしょう。
海外ブランドを扱う卸業者を利用する場合、トレンド商品やユニークなアイテムを安価に仕入れることができます。
初めて取引する場合は、小ロットでの取引を試し、品質やサービスを確認してから、本格的な仕入れに進みましょう。
卸業者の選び方やおすすめについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
海外から仕入れる
ポイント
日本未上陸のブランドや、日本では手に入りにくいデザインの商品を発掘できる
インターネットの普及により、海外のオンライン卸売サイトや、海外ブランドの公式 B2B サイトを通じて、比較的容易に仕入れを行うことが可能になりました。
そのため、国内では見られないユニークな商品や、デザイン性の高いアイテムを求めて、海外から直接仕入れる方法も、セレクトショップの魅力を高める有効な手段です。
しかし、海外からの仕入れには、言語の壁があり、コミュニケーションや交渉がスムーズにいかない場合があります。
国際輸送費や関税、輸送時間、品質管理の問題、支払い方法の違いなども考慮しなければなりません。
これらのリスクを理解した上で、最初は小ロットから試して、信頼できる取引先を見つけたり、輸入代行業者を利用することも検討すると良いでしょう。
海外仕入れサイトから激安価格で知れる方法につきましては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参照ください。
海外へ行き現地で買い付けて仕入れる
ポイント
ショップオーナーの感性や審美眼を、ダイレクトに反映させることができる
より深く独自性を追求し、ストーリー性のある商品を求めるならば、オーナー自らが海外へ赴き、現地のマーケットで直接商品を買い付けて仕入れる方法があります。
現地の空気を感じ、作り手と直接対話し、その場で心惹かれたものだけを厳選するプロセスは、商品一つひとつに物語を与え、ショップの奥行きを深めるでしょう。
これは、他店には真似のできない、強力な差別化となります。
しかし、この方法は時間的、金銭的なコストが最もかかる仕入れ方法です。
言葉や文化の違い、治安の問題なども考慮しなければなりません。
また、買い付けた商品が必ずしも日本の顧客に受け入れられるとは限らないというリスクもあります。
綿密なリサーチと計画、そして現地の情報収集能力が求められる、上級者向けの仕入れ方法です。
ドロップシッピング(無在庫販売)を利用する
ポイント
在庫を抱えるリスクがなく、梱包や発送の手間もかからないため、初期投資を大幅に抑えることが可能
ドロップシッピングは、在庫を持たずに商品を販売できるビジネスモデルです。
サプライヤー(メーカーや卸売業者)と契約し、そのサプライヤーが扱っている商品を自身のオンラインショップに掲載します。
顧客から注文が入ると、サプライヤーが直接顧客へ商品を発送します。
多種多様な商品を少ないリスクで試すことができるため、売れ筋商品を見極めたい場合や、ニッチな商品を扱いたい場合に適しています。
ただし、在庫を自社で管理しないため、サプライヤー側での在庫切れや発送遅延のリスクがあります。
また、仕入れ原価にサプライヤーのマージンが乗るため、利益率が低くなりがちです。
OEMを利用する
ポイント
競合との差別化が図れ、価格競争に巻き込まれないため、高い利益率を確保できる可能性がある
OEM(Original Equipment Manufacturing)を利用することで、自社ブランドのオリジナル商品を製造委託するという形で活用できます。
成功すれば、他店には絶対に真似できない強力な商品となり、ブランドイメージの確立にも大きく貢献するでしょう。
ただし、OEMには商品企画力やデザイン能力、そして品質管理能力が求められます。
信頼できる製造工場を見つける必要があり、多くの場合、最低生産ロット数が設定されているため、まとまった初期投資と在庫リスクが伴います。
そのため、小規模なショップがいきなり取り組むのは難しいかもしれませんが、ショップが成長し、自社ブランドを確立したいと考えた際には、有力な選択肢となり得るでしょう。
弊社、THE CKB(直行便)では、小ロットからのアパレルOEMサービスを提供していますので、興味のある方は、ぜひ下記記事を参照ください。
ブランドとの正規代理店契約を活用する方法
ポイント
正規代理店となることで、そのブランドの商品を確実に仕入れることができ、「正規品」であるという信頼性を顧客に示すことが可能
特定ブランドの正規代理店契約を結ぶことは、他店との差別化を図れる非常に効果的な方法です。
代理店契約により、そのブランドの商品を独占的に取り扱うことができ、販売権の競争優位性を確保できます。
この方法は特に、高級ブランドや特定のターゲット層に人気のあるブランドを扱う場合に有効です。
例えば、ライセンス契約を通じて独占販売権を得ることで、価格設定やマーケティング戦略に柔軟性を持たせることができます。
一方で、契約条件には一定の売上目標やロイヤリティの支払いが含まれる場合があるため、事前に詳細を確認する必要があります。
ブランドとの直接交渉はハードルが高いと感じるかもしれませんが、信頼性の高い取引先を確保することで、長期的なビジネスの成功に繋がります。
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