個人輸入の方法とは
個人輸入には、大きく分けて3つの方法があります。
①タオバオ(淘宝网・Taobao)など中国ECサイトを使ってネットで仕入れる方法
売りたい商品を見つけたら、タオバオや1688など中国のECサイトを使って商品を購入します。
全てを自分で行うと手数料はかかりませんが、価格交渉や検品後発覚した不良品・破損などのトラブルを自分で対応しなければなりません。

中国語を話せない場合、翻訳ツールを使ってやりとり可能ですが、自力で解決するにはかなりの労力がかかります。
日本の対応と中国の対応は全く異なり、中国現地の事情がわかる人でないと大きなトラブルに発展することもあります。
信頼できる中国人パートナーまたは、代行業者にお願いすることでビジネスをスムーズにできるでしょう。
②中国現地まで行き買い付ける方法
中国の現地まで足を運び、実際に自分の目で商品を確かめて仕入れる方法です。
現在、2020年から始まったコロナウイルス感染症も相まって、現地に足を運んで買い付けることは物理的に難しくなっています。
こちらの方法も中国語が必須なため、現地に詳しい中国人パートナーか通訳が必要です。
③代行業者を通してネットで購入する方法
売りたい商品を代行業者に連絡すれば価格交渉から支払い・検品・発送などの業務に対応してくれます。
代行業者には日本人スタッフもいるので、日本語サービスも充実しています。
手数料はかかりますが、輸入が初めての方や関税など不安がある人は、代行業者を使った方が安心して任せることができます。
中国輸入で活用したいサイト
①タオバオ(淘宝网・Taobao)
タオバオ(淘宝网)は、中国国内で展開されるアジア最大のCtoCショッピングモールサイトです。
2014年度の最大流通額が19兆3,400億円と圧倒的な規模を誇っており、タオバオには「見つからない宝物はない、売れない宝物はない」ものはないと言われるほどです。
扱う商品は、アパレル・電化製品・雑貨・食品など、扱っている商品数は10億以上あると言われます。
なんでも見つかり、価格も安いのがタオバオのメリットですが、商品が安定しないので取引が難しいというデメリットがあります。
タオバオ(淘宝网)は個人で運営している店もあるので、仕入れたい商品が欠品だったり、商品が偽物や模造品の場合があったりと様々な問題があります。
また中国語でのコミュニケーションなので、代行業者を介さないとやりとりが難しく解決が難航する恐れがあります。
②1688
中国輸入を行う人には外せない仕入れ先サイト「1688.com」です。
中国国内の業者向けのBtoBサイトで、工場との直接取引・大量ロットでの注文が可能です。
そのためまとまったロット数で購入すると、かなり安い価格で買い付けることができるのが特徴です。
しかし、商品の買い付けにはAlipay(支付宝)の電子マネー決済が必ず必要となり、そのアカウントを作る時に中国の電話番号と銀行口座が必要です。
そのため、日本から直接決済することは難しく、1688.comを使う際は代行業者が必須です。
③Aliexpress(アリエクスプレス)
Aliexpress(アリエクスプレス)は、アリババグループが運営する中国国外向けのECサイトです。
日本語や英語を利用することができ、日本からの決済が可能なため、代行業者は不要です。
同じ商品を1688.comと比較すると価格は高く、高利益が見込める商品が少なめです。
また代行業者を通さないので、不良品が送られてきたときの対応を全て自分でする必要があります。
④天猫(Tmail)
偽物やコピー品を排除し、高品質で高付加価値の商品を求める中国ユーザーに向けて設立されたBtoC向け総合オンラインECモールです。
アディダス・ナイキ・ユニクロ・ギャップなど、海外有名ブランドのオフィシャルオンラインショップも天猫(Tmail)に展開しています。
天猫(Tmail)は、中国国内向けサービスのため日本語には対応していませんが、日本から決済が可能です。
しかし、ショップによっては海外発送してくれない場合もあるので、事前に確認が必要です。
タオバオと比べると価格は割高で商品ラインナップも少なめですが、天猫(Tmail)を利用することで販売できる商品の幅が広がります。
個人輸入するときの注意点
中国輸入を始めるに当たって、事前に知っておくべきことがあります。
輸入規制品・禁止品がある
輸入する際、関税法で輸入が禁止されているものがあります。
- 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具
- 指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
- けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
- 爆発物
- 火薬類
- 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
- 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
- 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
- 児童ポルノ
- 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
- 不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品
引用元:税関 – 輸出入禁止・規制品目
これらを輸入した場合、関税法などで処罰されることになるので、誤って輸入しないよう注意しましょう。
偽物やコピー品を輸入しないように注意する
中国では、コピー品や偽ブランドが多く流通しています。
それらを誤って輸入しないよう注意しましょう。
販売した場合、詐欺罪、商標法違反などで逮捕される場合もあります。
また、Amazonや楽天なども偽物やコピー品を販売するとアカウント停止処分となることもあるので、注意が必要です。
関税の仕組みを理解する
海外から商品を輸入すると、関税がかかります。
中国輸入では関税は原価になるので、関税をしっかり入れて利益の計算をしていないと赤字になってしまうこともあります。
また「個人輸入」と「商用輸入」では関税の計算方法が異なり、関税率は課税価格によって異なります。
中国輸入は「商用輸入」になるので、しっかり手元に利益が残るように関税の仕組みを理解する必要があります。
初心者は代行業者を使った方が安心
中国輸入は個人で全てできないこともないのですが、言葉の壁や商品の不良などのトラブルで失敗することも多くあります。
また文化の違いやコミュニケーションの行き違いで、こちら側の主張が全く伝わらず不良在庫を抱えて、中国輸入ビジネス自体が嫌になり辞めてしまうこともあります。
そこで心強いのが、経験豊富なプロである代行業者が中国輸入を全面的にサポートしてくれます。
交渉から支払い・検品・発送・関税の計算も代行してくれるので、かなりの手間が省けます。
また、タオバオや1688.comなど、中国国内向けECサイトから仕入れをしたい場合、輸入代行業者を使い個人輸入を行います。
代行業者に依頼すると手数料はかかりますが、中国国内向けサイトから仕入れも可能です。
また中国語がわからなくても日本語サポートがついているので、安心して輸入を任せることができます。
中国輸入初心者がビジネスを始める上でトラブルを回避するために、代行業者は使った方が安心です。
まとめ:タオバオ・1688・Aliexpress(アリエクスプレス)などそれぞれの特徴を掴もう
中国輸入を始める際、中国ECサイトそれぞれの特徴を理解しましょう。
それにより、値段交渉から決済・検品・発送など全て自分でやるのか、それとも代行業者を利用して始めるのかに分かれると思います。
中国輸入は誰でも参入しやすいのが特徴ですが、やることも多く長く続けてしっかり利益を出すために効率化が必要になってきます。
ご自身に合った方法を見つけ、使えるサイトや代行業者を利用してビジネスをスタートしてください。
- 前の記事:« 中国輸入の方法を
- 次の記事:OEMとPBの違いとは?基本定義とビジネスモデルの全体像 »
